社会人4年目。成長だけでなく苦悩もあった日々を乗り越え、その先のキャリアを見つめる。そんな社会人生活と学生への応援メッセージをお聞きしました。
インタビュー実施日: 2025年3月1日(土) at Open Lab 2025
学生時代の学び
【インタビュアー】
常葉大学の先輩から後輩に向けて、学生のときの「この勉強が役に立った」というのが教えてください。
「当たり前を問う」という姿勢
【海野さん】
一番大事なことを勉強できたと思うのは「当たり前を問う」という姿勢。高校生くらいまでは「言われたことをやる」「答えがあることが当たり前」と思っていた。そうではなく「答えを自分たちで見つけ出すところからやっていいんだ」「自分たちがそこから作っていく側なんだ」というのは、考え方が変わる一番大きな学びだったかなと思う。それが今もすごく役立ってます。
頭で考えるより、まず手を動かす
【木下さん】
頭で考えるのも大事ですけど「まず手を動かす」ことかなと思います。プロトタイプ思考とよく言われるんですけど、作ってみたから分かることがやっぱりあって。実際手を動かさないと分からないことが多い。それを社会人になってから気づいた。その基盤を作ってくれた学生時代はありがたかったなと思います。
【山本さん】
私は手法とかは、それはそれで結構仕事でも生きている部分は感じています。それに加え、仕事・プロジェクト・タスクを進める手順・やり方をプロジェクトを通して学べたかなと思っています。社会人になると、個のタスクだけではなくマルチタスクになる。力の入れ方や抜き方、期日に間に合わせるにはどうする?、周りに頼るとか巻き込むとか。社会に出ると一人じゃないので、そういうところはプロジェクトやサークル、ゼミで経験してきたことが生きてると思っています。
始める前に仮説を持つ
【望月さん】
私はどちらかというとゼミでなんですけど、何かをやる前に必ず仮説を持っていないと、その結果に意味を見出せないことを学びました。とりあえずやるのも大事なんですけど、それにどういう意味があったのかを自分で解釈するためには、仮説が必要なことを学びました。
学生・新人のころからの成長
【インタビュアー】
皆さんは社会人5年目になります。もう新人ではないし、ベテランではないけど先輩ポジションになっていくじゃないですか。学生・新人のときと大きく変わったなって、そう感じるポイントとかありますか?
足元を見て、自分に立ち返る
【木下さん】
私はあまり多くを求めなくなりました。まず自分の足元を見ると意外と転がってる。「私にはこういう力がないな」「だからこの力をつけなきゃ」はもちろん1〜2年目は大事だったし、それでより力がついたところは実感するんですけど。
そうじゃなくて「そこって本当に私の強みだっけ」とか「もともと持ってたものってあったよね」というところに3〜4年目にやっと気づけた。それは会社でいうグレードもしかり、お給料もしかり。もうちょっと足元に転がってるものを見つめ直すところは、意識として変わったかなと思います。
手法が全てではない、自分で考える力
【海野さん】
大学では手法の勉強がメインだったので、その手法をこなすことが目的になりがちで、何か始める時も「調査→分析」のような手順に沿うのが全てだった。社会人になってから、手法が全てでもないことに気づけて。与えられた環境の中で、案件で必要なこととか、求められていることとか、成果物に対して必要なアクションが何なのかっていうのを、自分で考えて行動できるようになったと思います。
【インタビュアー】
こういうところが成長したとかは?
自己評価や将来像の解像度
【山本さん】
成長はめっちゃ感じます。やっぱり、社会に出てからの評価とか、あと、会社って無限にあるじゃないですか。自分のポジション・価値みたいなところを会社の外に出て比較したり。大学のときは社会人ってどういう感じなんだってフワっとしか想像できてなかった。
いざ社会人になってみて、会社から評価されて、その対価としてお給料が入ってくるとか、他の社会人の人と交流したりとかで、自分の位置をちゃんと見つけることができた。自分のキャリア、将来どうなっていたいかの解像度がめちゃくちゃ上がった。っていうのが社会人4年目ですごい感じるようになりました。っていうすごいふわっとした話です。
【望月さん】
今になって思えばみたいな話なんですけど、入社してすぐは企業の文化とかがあるので、ある程度流されることも大事です。私は逆にそれが苦手なタイプ、我が道を行きたいタイプ。反抗ではないですけど「これ何でなんですかね」みたいに言ってしまっていたんです。言う前に「今の制度で何でそうなってるのか」を考えるべきだったんですけど、それができてなくて。それを今となっては反省しています。
逆に、このくらい年度が経つと「もう全部自分で考えていく、その時が来たな」みたいな感じがしています。自分の役割やすべきことを自分で作っていく、仕事を自分で作っていく。それが大事かなって思います。
学生への応援メッセージ
【インタビュアー】
最後に学生にひとこと応援メッセージをお願いします。
頑張る と 一生懸命の違い
【木下さん】
私、2〜3年目にすごい苦しい時期があり…。実家に帰ったときに行く居酒屋の大将が「頑張らなくていいから、一生懸命やればいい」と言ってくれて。短期的な努力とか根性論? 社会人になって根性論は確かに大事なんですけど、でもそれが時には自分を苦しめることになる。そうではなくて、集中して、時間を決めてやってみる。それがつまり一生懸命やるということだと思うんです。そういう使い分けみたいなのは、意識として持っておいた方がいいかなっていう、ちょっと真面目なことを伝えます。
自分らしく突き進んでいい
【海野さん】
私が学生に伝えたいことは「正解はどこにもないから、自分らしく突き進んでいいんだよ」ってことを一番伝えたい。学生時代も義務教育の中で培われてきた「正解に対して自分が向かっていかなければいけない」というレールがあった。けど、全然そんなことないし、自分が好きなこと・興味のあることをベースとして好きなように研究していいし、のびのびやって欲しい。その結果、必ず社会に出たときにそれが評価されるから安心して、本当に突き進んで欲しいです。
【望月さん・山本さん】
もうこれこれでいいよね。これ以上はない(笑)。
【インタビュアー】
これ以上はないですか(笑)。みなさん、ありがとうございました。
