デザイナー向けの就職・転職支援サービスを行う株式会社ビビビットで活躍されている下山絢香さんに、常葉大学造形学部の強みやポートフォリオを作るときのチェックポイントをお聞きしました。

インタビュー実施日: 2025年3月1日(土)  at Open Lab 2025

【下山さん】
そうですね、まず強みに関しては「社会と向き合う」とか、より深い・正解がないようなテーマに向き合うようなところは、常葉大学(造形学部DCD領域)の特徴であり強みかなとい思います。

それに対して、弱みなのかは分からないですけれども。就活になったときに、職業上、全国の学生さんのポートフォリオを見るんですけど、やはりいくら中身が充実してても、企業さんはどうしても第一印象・見た目の部分を見るという傾向はあります。常葉の学生さんに限らず、せっかくいいことが書いてあるのに、それが伝わりきらないポートフォリオになっていたり、文字だらけになってたり。そういう状態になってるのは結構もったいないと思います。

先輩が就職した先の企業さんは、常葉大学が深い研究をしていることを知っている状態で来てくれると思います。そうじゃない企業さんは皆さんのポートフォリオを直接話せない状況で初めて見ることになるので、その状態でいかに「すごいな」とか「いいな」と思ってもらえるかが一番重要だと思います。

【下山さん】
はい、そうですね。一番優先してほしいのは中身の充実度。すごく重要だと思っています。自分本位で作りすぎず、企業さんが「こういう人と働きたいだろうな」ということを想像しながら作っていくのがいいかなと思います。

で、もう1つとしては、先ほども言った通りポートフォリオの第一印象も重要です。それでいうと、文字の量が多すぎないかとか、そもそも短い時間だったら読み切れないんじゃないかとか、そういう視点を持つのもすごく重要だと思います。

すごい凝ったデザインはしなくてもいいと思うんですけど、シンプルに分かりやすく。レイアウトの仕方だったり、文字の量だったり、あとは本当に基本のタイポグラフィー。そのあたりを意識して作ると、パッと見の印象でまず「いいかも」と思ってもらいやすくなります。

何を作ったのか、どういうことをしてるのかということが、初めて見る相手でも伝わることを意識してもらえるといいんじゃないかなと思います。

【下山さん】
私たちは ViViViT というポートフォリオマッチングサービスを運営している会社です。単純に自分がポートフォリオを作れるというだけじゃなく、私が実際に企画・運営したコンテンツで「このポートフォリオがすごい」というタイトルのページを作っています。UI・UX系からグラフィック、ゲーム系、3DC、2DCGなどのポートフォリオを、今150冊以上載せています。総合大学から美大・芸大の方まで、多くのポートフォリオを見られるので、内容の部分の充実度も、見せ方の部分もすごく参考になるかと思います。

本当に漠然としたイメージで作り始めるよりも、お手本を見つけるのが一番いいと思うので、ぜひ「自分はこういうポートフォリオを作るんだ」という目標を立ててもらえたら嬉しいです。

【下山さん・インタビュアー】
ありがとうございました。