1年生の授業の中でも、課題制作の講評会があり成績発表もありました。実技・演習授業が多いなかで、課題制作や成績へのフィードバックに対する希望をお話いただきました。
(2025年度 常葉大学 造形学部 2年生 Sさん・Kさん・Iさん・Tさん)
インタビュー実施日: 2025年4月16日(水) at 常葉大学 瀬名キャンパス
こうして欲しい!! 成績・課題制作のフィードバック
【インタビュワー】
授業のフィードバックって、先生によると思うんですけど、成績評価もなんとなく結果(秀・優・良・可・不可の5段階評価)しか分からないという声があって。どのぐらい、どういうフィードバックが欲しい?
みなさんは Webデザイン1A 授業で、来週さっそく小課題の提出があります。課題を張り出して、みなさんでフセンをつけたながら学生さん同士で評価してもらう。で、「もっとどうしたらいいですか」と聞いてくる学生さんには、「ここがこうだよ」「こういう部分を気をつけてみた方がいいんじゃない」という話をする。っていうのを、以前は全員分やってました。でも、やりきれないので(受講者が30人超います)。基本は学生同士で、あまりに足りないものは先生も書き足すという感じでフィードバックをしています。実際どのくらい欲しいものですか?
【Iさん】
いっぱい欲しいですけど(笑)
【Kさん】
学生同士だと、1年生の時にデッサンの授業をやったんですけど、どうしてもいいところにばっかり目が行ってしまって、改善点があまり見つからない。ビシバシ悪いところとか、成長できる部分があったらフィードバックが欲しいなと思う。
【インタビュワー】
他の学生さんはどう?
【Tさん】
私もいいところをいっぱい褒められるよりも、悪いところ、直せるところとかを言ってもらった方が、その後の自分の学びにつながるので、そこのフィードバックをいっぱい欲しいなって思います。
【インタビュワー】
本当? 本当?
先生としては「パッと見て上手い」「パッと見て雑だ」「もうちょっと頑張りが必要だな」とか思うんだけど、どこまで言うべきかなって正直思うところがあって。今みなさんが言ってくださったのは「上手くなるためのステップとして、今はここが足りてないよ」「この部分がもう少しうまくできるようになると、もっと良くなるよね」というのを聞きたいいって話だったと思うのね。なんだけど、そう取らない人もいるわけよ。世の中には私が一生懸命作ったものが評価されないの?みたいな人もたまにはいて。なかなかその辺が塩梅が難しいというか。
(次週提出の小課題について)皆さんがどのぐらいのものを上げてきてくれるのか、ちょっと来週楽しみにしてるんですけど、やっぱりなるべく褒めるようにしています。楽しく授業したいし、楽しく授業を受けてほしいから褒めるようにしてるんだけど、褒めるところ探すのが難しい人もいるわけよ。これ評価に困るんだよねぇっていう。これも先生の立場からの話なんだけど、上手い作品ほど評価しやすいというか、「できている部分がここだよ」「でもここがもうちょっとで、こうしたらもっと良くなるよね」という話がしやすい。褒めれるし、でもここがダメだよっていうところもあるし。それがね…なんかすごい難しい作品もあるのよ。
だからどうフィードバックをしていくのがいいのか?あとは、限られた時間しか取れないなかで、どのぐらいがフィードバックできるのがいいのか。先生としては非常に悩ましいところですね。
他にさこの授業が面白かったとかっていうのはある?あるいは、こういうところがもっと良くなったら嬉しいなとか。一年生の授業を振り返ってみて。
【Tさん】
ひとに見てもららうことができた作品…。先生以外に見てもらう機会はほぼないので、そういう見てもらう機会を増やしてほしいなって思います。
評価を受け入れやすい「環境」
【インタビュアワー】
なるほどねぇ。
この授業楽しかったっていうのは何が楽しかったんだろう。例えば田雜先生の授業ってすごく評判良いのね。ジブリ映画の構成を分解するとか、いろんなことをする授業だよね。授業の中身も楽しそうなんですが、きっと心に残る何かがあるんだろうなぁ、と。それは何なんだろうって思っていて。どうなのかな?
最初に褒める
【Sさん】
まず田雜先生は最初に褒めてくれる。何に対しても多分褒めることから始まる。「それ素敵」みたいな。褒められたら嬉しいじゃないですか? そこでもう田雜先生の好感度が上がるんですよ。あと私が関わって感じるのは、やっぱり生徒との距離が近いなぁ、と。雰囲気が明るい、声のトーンも明るいし、話しやすいっていうのもあると思います。
【インタビュワー】
田雜先生はそうだよねぇ。それはすごく分かる気がする。
【Iさん】
講評会のときに…。1年生のときに田雜先生の授業を私は受けてないですけど、最初に褒めてくれるっていうのは先生からのアドバイスを聞く・相談するハードルを下げてるのかなって思います。他の先生の授業で「一発目に何言われるか分からない」みたいな不安を感じる授業がいくつかあった。そういうところは田雜先生の親しみやすさにつながってるのかなって思いました。
【インタビュワー】
大事だよね、褒めるって。本当にそう思う。
【Iさん】
意外と大事なのかなぁって思います。
【インタビュワー】
ごめんね、至らないところがあったら。なるべく褒めるようにがんばるよ。
一人ひとりの成果にフォーカス
【Kさん】
先程の話にも出てたんですけど、好評会のときに田雜先生はどんなに時間がなくても、一人ひとりの作品を全員で見る時間があって。そういう面で自分の作品を見てくれた、ちゃんと評価してくれる感じがある。そこも嬉しかったなって思います。
【インタビュワー】
そうかぁ…そうだよね。じゃあこれからは、他の先生方にもお願いして、なるべく細かくというか、一人ひとりに声かけというか、全体にではなくて、小さくてもいいので個人的なフィードバックを。それを褒めるところから。みんな褒めて、褒めて、すごく良いのだけど、でもここがもうちょっとできたらもっと良くなるよみたいに。ここがダメとか言わないように。そうしていくようにがんばるよ。来週(の課題講評会)がんばってみるよ。
いくら褒めてもさ、上がって落ちたらさ、この落差って結局ショックじゃん。褒めたけど全然褒めてないじゃんみたいな。なんかそうならないように頑張るよ。なるべくみんなが楽しく、気分が盛り上がりつつ。でもちょっと厳しめなところ…、伝わらなければいけないところがどう伝えられるか。ありがとうございます。がんばってみるよ。できなかったらごめんね(笑)。
