3年生になると、いよいよ本格的に就職活動について考えなければなりません。まだ前期(5月)ですが、どのくらい具体的な意識・行動があり、何に悩んでいるのかお聞きしました。
(2025年度 常葉大学 造形学部 3年生 Iさん・Fさん・Yさん)

インタビュー実施日: 2025年5月28日(水)  at 常葉大学 瀬名キャンパス

3年生前期(5月)における就活意識

【インタビュワー】
今も就職っていうワードが出てきたけれども、3年生もだんだんと「就職活動」が頭の中に占める割合が増えていくじゃないですか。この先の1年くらいが実質的には「就職活動」と言われる期間、メイン部分? そういう時期に入るわけ。就職については、今のところどのぐらい考えているのか。

例えば…。「まだ全然」という人もいるだろうし、「こういう業界で働きたい」くらいには具体像があるとか。あるいは「具体的な会社まで浮かんでいて調べたり」。いろいろな段階があると思うけど、みなさんは今どのぐらい考えている?

【Yさん】
私は多分、営業とか向いてるし、話しをする仕事…プランナー・プロデューサーとかが自分の中では向いてるものだと思ってます。そこに関しては、行きたい企業が決まってる。この企業受けたいなっていうのはあります。一方で、自分がやりたいのはクリエイティブ系。動画編集、モーショングラフィックをやったり、イラストを描いたり。正直、こっちをしっかり職にしたいなっていう気持ちもあるんです。ただ、技術が伴ってないから企業を探すにも「みんなハイレベルだしヤバい」ってなって。そっち方面が決めかねてるみたいな状態。

【Fさん】
私もそんな感じ。業界はふんわり広告っぽい? デザインがしたいっていう気持ちはある。けど、企業に入ってどういうことを具体的にしたいかって言われると、まだはっきりは決まってないくらい。

【Iさん】
私は入りたいなぁと思う企業は何社か決めていて。でもエントリーを出す・インターンシップに申し込むという行動には移せてないんですけど、行きたい企業をぼんやりと決めています。且つ、希望としてはクリエイター職。ものを作っていく仕事に携わりたいけど、募集要項とかOBの方のお話とか、入社1〜2年の方のインタビューを読んだりすると、自分は全然レベルが足りてないなという気持ちになって…。応募しても難しそうだなとなって、企画とかプランナーとか、クリエイターじゃない職を見ちゃってます。

【Yさん】
わかるー。全く一緒。

まだ「作ってスキルを磨く」に注力する時期では?

【インタビュワー】
無責任に「デザイナーになれるよ」とか「クリエイターになれるよ」とは正直言えないところはある。というのは、みなさんが実際にどのくらいの実力があって、こういう企業に行きたくて。そういう気持ちに対して、それが果たしてどのぐらいのレベルにいるのか私にはわからないのね。

とは言えさ、まだ3年生の5月が終わるところ。で、当面の話としては、3年生の夏休みにインターンシップがあって、行ってみたいなという業界/企業のインターンシップに行けるかどうかが、自分の気持ちの別れ目かなって思う。で、夏のインターンシップがもしダメでも、11月くらいまでは時間の猶予があるわけ。

無責任だけど、あまり今の段階で安全策というか、「本当はこっち行きたいんだけど、ダメかもしれないだからあっちにしとこう」みたいなのは、強く考えない方がいいんじゃないかなと私は思う。一生懸命「作る努力」をしないと、作るスキルは磨かれないから。作って上手くなっていくスピードが勝負。そのなんだろう、採用インタビュー(先輩社員のお話)はデキる人が出てくるわけ。ビビる気持ちもわかるけど、「全然私なら余裕よ」くらいのハッタリ? とか、すごく大事だと思うから。

今はまだ冷静に比較できないかもしれないけど…。悩んでいても、作る努力はどんどんできる。そっちに注力した方がいいんじゃないかなって私は思う。

【Yさん】
インターンシップやったり、インターンシップ選考に臨むなかで、「私は学生時代アルバイトを頑張りました」「このアルバイトの店の売り上げを何万円上げました」とか。本当に大学行ってた? 大学行ってないでしょ? もう正社員でしょ? みたいな人とか多すぎて。選考に行ったときに「えっ? このままじゃまずいかも」と思って、なんかもう「まずいのか?」「もうこういうの無理なのか?」みたいな。悩んじゃって安全な方に行っちゃうけど、いやでも絶対気圧されちゃダメってことだね。

【Iさん】
本当に自分を強く持って、自分はデキるって。

【Yさん】
「私は私だわ」って思えばいい。(すでに正社員みたいな人たちは)大学に行ってなかったって思えばいいんだよ。「大手に行って、お金をたくさんもらって」っていう、そういう生き方が人生勝ち組みになるんだみたいな感じだろうから(笑)。私は特にそうじゃなくて、割りと仕事にやりがいを持って。お金は正直どっちでもいい。

【Iさん・Fさん】
楽しく仕事したいよね

【Yさん】
仕事にやりがいがあれば…。人生の大半は仕事だし、だったら仕事を楽しくしたい。だからそこに合わせすぎなくていいのかって今思った(笑)。

【インタビュワー】
高いと感じる目標を目指して、でもダメだなと思ってそこから目標を下げることはできる。低いところを目標にしてしまって、本当はもうちょっと頑張ったらこっち行けたんじゃない?という方がもったいないから。今はまだそれでいいと思う。だから3年生の秋になって、どの企業にエントリーしようかとなったときに、やっぱり私じゃ無理かなと思うならそこで変えればいい。なんなら応募してみて、落とされて、どこも採ってくれないから、じゃあやっぱり無理だったなって諦めてもいいじゃん。

【Yさん】
失敗する分にはね、エントリーしちゃう分にはいいもんね。確かにそれまでじゃあ全力でがんばってみるかな。

【インタビュワー】
「やらなかった後悔」はしたくないから。

【Yさん】
いや本当に。

【インタビュワー】
せっかく芸術系の学部に来て、クリエイティブなことをしようと思っている。だったらそこは頑張ろうよ。

そんな感じで、この辺で終わりにしたいと思いますけれども、また前期の終わりぐらいに「その後どんな感じ?」みたいな話を聞けたらいいかなと思っています。今日はありがとうございました。

【学生さんたち】
ありがとうございました。

(2025年6月4日公開の「3年生前期の学生生活と作品制作」編もぜひご覧ください)

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